シュツットガルター・キッカーズ、リーグ中断のまま終了&カップ戦

去年の8月、シュツットガルター・キッカーズが所属するドイツ5部リーグ
(オーバーリーガ:Oberliga)の2020-21シーズンが無事にスタート。

コロナ禍のため、観客数の人数制限はありましたが(500人まで)
8月、9月、10月と試合は順調に消化されて行きました。

ところが、ドイツ国内での新型コロナウィルス感染再拡大のため10月後半に
5部リーグの試合は急遽全て中断されました。

シュツットガルターキッカーズ、ホームスタジアム

それでも、それは一時的なものであり1か月後ぐらいには再開されるんじゃないかな
という希望的観測を周辺から感じていましたが、その希望はどんどんかすんでいき、
その後はリーグ戦再開どころか、チーム全体でのトレーニングが出来る見通しも立たなく
なっていました。

12月中旬になり、5部リーグは試合が中断されたまま、元々予定されていた冬季休止
に入りました。

そして年が明け、2021年を迎えました。
予定通りだと2月末に再開されるリーグ戦ですが、
未消化の試合があったため、もしかしたらリーグ戦の開始が早まるかもしれない!
という新たな希望を持っていたものの、、、
それもかすりもせず、2月末になりました。

リーグは再開されることなくそのまま3月が過ぎ、
4月も過ぎ去ろうとしていたある日。
突然、
「今季のリーグ戦終了」と
「5部チームの昇格、降格共になし」ということが公式発表されました。

コロナ禍で、未だチーム全体でのトレーニングもままならなかったため、
「リーグはこのまま終了するかも」と、どこかでほとんど諦めていたと同時に、
「試合数と試合形式の変更も有り得るし、4部昇格もまだいけるかも」という
希望も持っていたのですが、それはぱっと消えました。

シュツットガルター・キッカーズは、リーグ戦42試合のうち13試合を消化。
順位表で暫定2位でした。

シュツットガルター・キッカーズの5部リーグでの歩みを振り返ると、
[2018-19シーズン]
4部リーグ(レギオナルリーガ)から5部リーグに降格して最初のシーズン。
1899年の創立以来、119年の歴史の中で5部まで降格したのはこれが初。
ブンデスリーガ1部に所属していたこともあり。

1年で4部リーグへの復帰を目指して戦い続け、2位でリーグ戦を終了。
昇格をかけた2試合で負けはしなかったものの、4部昇格ならず。

[2019-20シーズン]
シーズン後半、コロナの影響で全試合消化することなくリーグ戦は途中終了。
キッカーズは暫定3位。
その時点で1位のチームのみ昇格。(VfB シュツットガルトIIが昇格)

[2020-21シーズン]
上記の通り、シーズン途中終了。キッカーズは暫定2位。

これで今季のリーグ戦は終了となりましたが、シュツットガルター・キッカーズには
WFVポカール(地方カップ戦)の試合が残されています。
コロナでこのWFVポカールも延期になっていましたが先日、再開されることが
発表されました。

他の人とちゃんと距離を取るし、マスクもするし、静かに見るから観戦させて!と
思っていたのですが、キッカーズの次の試合(準決勝、5月18日)は無観客試合が決定。
対戦相手は、4部所属のバーリンゲン(TSG Balingen)。

ちなみに、このWFVポカールで優勝するとドイツのカップ戦である
DFBポカールに参戦!

Auf die Blaue!(⇒キッカーズを応援するときのかけ声)

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