ドイツサッカーで必ず出てくるドイツ語に、 “englische Woche” があります。
(発音:エングリッシェ・ヴォッへェ)
通常、試合は週末に行われますが、スケジュールの都合上、週末の試合に加え
平日の火曜日か水曜日にも試合が組み込まれることがあります。
となると、
例えば、あるチームは
①土曜日に試合
②翌水曜日に試合
=1週間で2試合
又は、
①日曜日に試合
②翌水曜日に試合
③翌土曜日に試合
=1週間で3試合することになります。
週に1回の公式戦だけでなく、
週に2回、あるいは3回公式戦がある過密なスケジュールとなります。
このように、週末に加え、週の真ん中にもサッカーの試合があるタフな週のことを、
ドイツ語で “englische Woche” と言います。
englisch(e)→英語でEnglish
Woche →英語でweek です。
何となく似ています。
englische Woche = 「英国週間」や「イングリッシュ・ウィーク」や(そのまま・・)
なぜ「 イングリッシュ・ウィーク 」という名前がついているのかというと、
辞書によると
かつてイングランドのリーグでは日程がとても過密だったことによるそうです。
(今でも過密ですが・・・。)
ちなみに、英語では「イングリッシュ・ウィーク」とは言いません!が、
週の真ん中にある試合のことを、midweek fixturesと言います。
スペイン語でも「イングリッシュ・ウィーク」という言い方はせず、それに相当する名詞も
ありません。
週末に加え、週の真ん中に試合がある “englische Woche” は、
選手やスタッフはもちろんですが、サポーターにとってもなかなか手ごわいです。
特に平日の夜は、スタジアムに観戦に行きたくても都合が合わなかったり、
どうにか行けたとしても過酷なスケジュールになったりしますが、
そこはだいたい気合いで乗り切ります。